消化器内科の診療について
消化器疾患には、胃・食道・腸などの消化管と、肝臓・胆のう・すい臓などの病気が含まれます。「お腹の痛み、胃の痛み・胃もたれ」といった症状がある方は、お気軽にご相談ください。必要に応じて超音波検査・胃の内視鏡検査などを行い、病気の早期発見に努めます。
少しでも体に何か違和感や、気になることがあるのであれば、お気軽にご来院下さい。原因が分からず、ただ痛いのを我慢してるより、しっかり検査して何もなかったら、それだけで人は安心して痛みが和らぐものです。早期発見にも繋がるかもしれません。
腹部超音波検査(エコー)で調べること
肝臓・すい臓・胆のう・腎臓・前立線などを中心に、異常がないかを調べます。急な腹痛、病状によっては、上記以外も観察することがあります。
胃の内視鏡検査で調べること
主に食道、胃及び十二指腸の一部を観察致します。病変があれば採取し詳しく調べる事もできます。胃がんの早期発見、胃潰瘍、ピロリ菌感染、逆流性食道炎などの様々な病気の発見ができます。
ピロリ菌の感染率は、40歳以上に多くみられます。衛生状態が良好な現代は、将来的にもピロリ菌感染率は減少すると推測されています。
こんな方は、ピロリ菌検査を
- 40歳以上の方
- 家族に胃がんの方がいる
- 胃もたれや吐き気がする
- 空腹時の痛みがある
- 食後の腹痛がある
- 食欲不振
まずは、ピロリ菌がいるかを検査
ピロリ菌は除菌しない限り、胃の中に住み続け炎症が続きます。炎症が続くと、胃の粘膜を保護する機能が弱まり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などを引き起こし、胃がんの原因を作ってしまいます。
内視鏡検査で胃炎が確認され、検査でピロリ菌が検出された患者さんは保険診療でピロリ菌の除菌ができます。腹痛を「ただの飲みすぎ」「ちょっとしたストレス」などと放置せず、ご心配な方はお気軽に検査におこしください。
ストレス社会・生活習慣の悪化などから、逆流性食道炎や機能性ディスペプシアの病気も増えています。これらの検査・治療も行います。
逆流性食道炎
呑酸・げっぷ・胸の痛み・胃もたれをはじめ、のどの違和感・咳などの症状が現れます。逆流性食道炎は、主にお薬で治療します。一度よくなっても、再発しやすい病気のため、治療を継続することが大切です。
機能性ディスペプシア
辛いと感じる食後の胃もたれ・すぐに満腹になる・みぞおち部分の痛みなどが現れます。しかし、内視鏡検査を行っても特に異常が見られない病気です。機能性ディスペプシアの治療は、2013年から治療薬の保険適用が認められております。お気軽にご相談下さい。